FPとして資格を取得してから6年を迎える今年。

2年に一度のライセンス更新の年です。

単位を取得しないといけないので、ずっと学び続ける必要がある職種だからこそ、今年改めて思うコト。それは…


国の制度はめちゃくちゃコロコロ変わる!

ということ。

昨日の当たり前は、明日は当たり前じゃないかも!?

なので、ぼやぼやしてると知らずに損することもあり得ます。

私たちの身近になってきた『ふるさと納税』の制度もそのひとつ。

今年(2023年)の9月30日と10月1日では、ルールが変わることになっています。

簡単に言うと『10月からはお得さが薄れるかもしれない😢』ということ。

なので

  • よりお得にふるさと納税をしたいな
  • 年末までにはふるさと納税を利用しよう

とお考えの方は、ぜひこの記事を読み進めてみてくださいね✨

この記事を書いている人

兵庫県明石市のファイナンシャルプランナーオフィス
株式会社Ricos Planets(リコスプラネッツ)代表の
池田桂子です。
女性ならではの目線でのきめ細やかなアドバイスが得意。「ひとりでも多くの人がマネーリテラシーを持つ世の中にして笑顔の人をふやしたい。」という想いで活動しています。

ふるさと納税のルールはどう変わるの??

総務省の改正内容を簡単に言うと、

これまでのルール

▶︎返礼品は寄付金の3割まで

▶︎経費は5割まで

2023年10月から追加になるルール

▶︎5割ルールが厳格に

▶︎熟成肉・精米はちゃんと地元のもので
(↑これについては「そりゃそうでしょ」って思いますが)

結果、

  • 同じ額だと、返礼品の量が減ったりクオリティが下がる可能性あり
  • 同じ返礼品だと、金額が上がる可性あり
  • 熟成肉やお米は、こだわりなければ特に今月がおトク

ということになります。

総務省サイトhttps://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/080430_2_kojin.html

さらに詳しくみていきましょう☝️

ふるさと納税が変わるポイント①
「5割ルールの厳格化」とは?

図で見るとこういうことです。↓

ふるさと納税の変更ポイントを解説

例えば、以前のルールだと、

1万円寄付
3,000円の返礼品を、送料や経費2,000円かけて届ける
残りの5,000円が自治体に回っていくように…

ってつもりのルールだったけど、今までちゃんと指定されてなかったふわっとした経費のせいで、実際には5,000円下回ることも多かったんでしょうね。

ハッキリ指定されてなかった経費

  • ワンストップ特例の事務費用
  • 寄付金受領証の発行・発送費用
  • その他の費用すべて 広告とか

それらの経費も含めて5割におさめてねってコト。

今の時点でも、物価高などもあって少し前より減ってたりするのに、更にです。

そりゃ食品ならクール便だし、送料もバンバン上がるし、自宅宛てなら同封で全然いいのにっていつも思うけどわざわざ別便で寄付金受領証送られてくるし、コストも以前より色々かかってるはず。

自治体に回る金額が固定すると、自動的に寄付する側の手元に届くものが削られる…しかないですよね?

ふるさと納税が変わるポイント②
「地場産品基準の厳格化」とは?

確かにお肉とかはその産地じゃないものもあったので、前から産地など要チェックしていたわたし。

よく見るとうなぎやお肉とか「あれ?そこのとちゃうやん」って書いてるものも。

でも新ルールでは、特に熟成肉とお米に関して厳しくなり

  • よそから仕入れたお肉を加工して返礼品に→✖️
  • 地元で収穫したお米じゃないのに精米だけして返礼品に→✖️

みたいになるので、そういったことが無くなります。

きっと地元で採れたものを出してないということは、地元のより安く用意できたってことでしょうね。

ちゃんと寄付先の自治体産のものになる=本来の正しい姿なのかも?って思いますが、受け取る側にとっては返礼品のおトク感は減ることが想像できますよね。

さいごに

という訳で、


ふるさと納税は今月中の方がおトク✨✨

なのです。

きっとあっという間に、気忙しい年末がやってきます。

「いつか」のひと仕事。

ぜひ今月末までがおススメです♪

注意⚠️

  • だからといって10月以降になったら勿体無い?
  • 来年はもうやらない?
  • そもそも家計キツイのにやらないと損?

と言う訳ではありません🙅‍♀️

10月以降も制度自体は同じです!

「ただ払う税金を、2,000円払ってモノに変える」っていう目的は変わりませんし、何か損する訳でもありません。

そして「ふるさと納税ってよくわからないけど、何かしないと損なのかも」って、家計を圧迫してまで無理してすることでもないですよ。

ただでさえ厳しいのに毎月引かれる税金の額を見て、「ふるさと納税はおトクだと思うからぜひやりたい!」って思う人が活用するといいもの♡

数字上「税金」として消えていくお金を、「自分が欲しいモノを提供してくれる自治体に届けて、欲しいモノに変える」が正しい理解。

よく耳にしますが、節税っていう言葉は少し違っています。

節税はiDeCoのように、実際に負担額が減るもののことを言います。

  • 制度自体よく分からない
  • わかりやすく教えて欲しい

という方は、お気軽にお問い合わせください😊

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